ランドセルの素材にはどんな種類があるの?

 

 

ランドセルを選ぶときの「素材」には人工皮革と天然皮革の2種類があり、価格にも大きく関わってくる重要なポイントになります。

 

どのランドセルがいいのかお店やネットなどで調べていると、なぜ同じ色やデザインのランドセルなのにこんなにも価格の差が出るのか気になります。

 

現在、ランドセルに使用されている素材は、「コードバン」「牛革」「人工皮革」の3つが主に使用されており、素材によって価格の違いはもちろんのことですが、素材によってランドセルが6年間長く使うことができるのかということも関係してきます。

 

@人工皮革

 

人工皮革は天然皮革を元に作られた高品質な素材で、販売されているランドセルの素材として一番多く使用されているのが、(株)クラレが開発した素材「クラリーノ」で、クラリーノをベースにしたたくさんの種類のクラリーノシリーズの素材のランドセルがあります。

 

人工皮革は軽くて丈夫で加工や製法がしやすいため、カラーバリエーションが豊富なうえ価格も手頃なので人気があります

 

人工皮革にはクラリーノシリーズのものだけではなく、その他のメーカーからも人工皮革の素材が開発されており、とくに丈夫な素材として出ているのが、クラリーノシリーズの「タフロック」、帝人コードレの「タフガード」、旧カネボウの「ベルバイオ」などがあります。

 

また、クラリーノよりもワンランク上の素材で相当の耐傷性が高い、東レグループが開発した「エアヌール」という素材もあり、人工皮革はお手入れもしやすいためランドセルの素材として多く取り入れられています。

 

人工皮革はそれぞれのメーカーが今ある素材を元に常に研究と開発を続けているので、これからももっと丈夫でいい人工皮革が開発されていくのではないでしょうか。

 

特徴

風合いは天然素材には劣るものの、カラーが豊富でデザイン性が高い

重さ

1,000g〜1,350g程度

耐水性

防水に優れている

耐傷性

耐傷性の高い人工皮革があり傷がつきにくいが、傷がつくと中の素材が見えてしまうものがある

型崩れ

型崩れしにくい

価格

20,000円〜50,000円くらいのものが多い

 

A牛革

 

牛革はしなやかで手ざわりがよく使えば使うほど味がでてくる素材で、価格は高めですがそれに見合った、6年間使用してもめったなことでは壊れない丈夫さを持った素材です。

 

最近では革製品を扱っている店やブランドによって、人工皮革よりも重いと言われていた牛革も軽量化技術によって昔よりも重さを感じないようになりました。

 

天然素材である牛革のランドセルは、素材はもちろんのこと製造する過程で大マチの角や肩ベルトは手縫いが多いため丈夫に作られています。

 

天然皮革なので、雨などで水に濡れてしまったときや普段のお手入れが必要になる素材ですが、最近でははっ水加工などがされている天然皮革のランドセルが増えています。

 

特徴

ベーシックで男女兼用のモデルが多く、温かみのある天然素材ならではの風合いがあり丈夫

重さ

1,100g〜1,400g程度

耐水性

水に弱いため、はっ水・防汚・色落ち防止の加工をしていれば雨の日も安心

耐傷性

素材自体に強度があり、傷がついてもだんだんと馴染んで目立たなくなる

型崩れ

型崩れしにくく、体に馴染みやすい

価格

30,000円〜80,000円くらいのものが多い

 

Bコードバン

 

天然皮革の中で最高級の素材なのが、馬のお尻の部分から取れた革でコードバンといい、1頭の馬から取れる量はランドセルのフタ2個分と限られた量しか取れないため、希少価値が高くなるため価格も高くなります。

 

コードバンは、革のキメの細やかさ・美しいツヤ・色合いが美しい・手触がいい・耐久性に優れている・傷がつきにくく小さな傷程度ならば自己修復ができると、ランドセルの素材のなかではあらゆる面で最高級と言えます。

 

天然皮革であるため、水に濡れてしまったときや普段のお手入れが必要になる素材ですが、最近でははっ水加工などがされている天然皮革のランドセルが増えています。

 

特徴

ベーシックで男女兼用のモデルが多く、高級感がありなめらかな手ざわりと上品なツヤがあり丈夫

重さ

1,300g〜1,500g程度

耐水性

水に弱いため、はっ水・防汚・色落ち防止の加工をしていれば雨の日も安心

耐傷性

ハリがあり牛革の3〜4倍の強度があり、傷に強く小さな傷程度ならば自己修復ができる

型崩れ

型崩れしにくく、体に馴染みやすい

価格

50,000円〜100,000円くらいのものが多い

 

天然皮革と人工皮革どっちがいいの?

ランドセルは、素材の希少性によって価格が大きく変わりますが、ランドセルを選ぶときのポイントとして価格だけではなく、素材ごとの特徴などをしっかりと知ってからの方が、ランドセルを背負う子どもにぴったりで納得のものを選んであげることができますよね。

 

ランドセルの素材はそれぞれお手入れの仕方も違い、天然皮革の素材「牛革」「コードバン」に防水加工がしていない場合、水に濡れてしまったら良く乾いた布で拭き、日陰で自然乾燥をさせましょう。

 

また、天然皮革の素材はなんの加工もしていない場合、乾いた皮は堅くなってしまうため1ヶ月に1度程度は、革に保革油を布に少量染み込ませて全体を優しく拭きましょう。

 

天然皮革は、牛革もコードバンも防水加工などの加工がしていない場合、お手入れが大変だということがデメリットになってしまいます。

 

子ども自身が水に濡れたからといって自分でランドセルのお手入れをするかと言えば、それぞれ子どもの性格にもよりますが、どちらかと言えばお手入れが面倒だという子どもの方が多いのではないでしょうか。

 

ランドセルのお手入れは親がやる…なんてことが困るという人には、人工皮革の方が雨に濡れても拭くだけなので、お手入れが楽という点では人工皮革がおすすめです。

 

ランドセルの軽さ、丈夫さ、傷のつき方などは素材によって変わってくるので、素材によるメリットやデメリットを踏まえたうえで、どの素材を選ぶとしても、デザイン、カラー、品質なども含めた、親も子どもも納得のいくランドセルを選びたいですね!