一般的に入学式までにランドセルを購入するのはお子さんの親という家庭が多いなか、おじいちゃん・おばあちゃんが孫にプレゼントをしてあげたい！と、楽しみにしている場合もあります。

自分のお子さんを可愛がってもらえるのはありがたいことなのですが、ご両親の実家どちらからもランドセル購入の話があった場合、自分たちでランドセルを選んで購入したいと思っている場合など、どのように対応すればいいのかあらかじめ考えておくことでトラブルを避けることができます。

ランドセルは安い買い物ではありません！どうせなら、お子さん、ご両親、祖父母のみんなが納得のできるランドセルを選んで、お子さんの満面の笑みを見たいですね！

祖父母に上手にお断わりするにはどうすればいいの？

現在のランドセルは、軽さ・丈夫さ・デザイン・カラーなど選ぶときに見るところが多いので、デザインやカラーは基本的にお子さんが選んで、機能性などはご両親が見て選んで購入しているご家庭が多いようです。

かわいい孫にランドセルを買ってあげたい！喜ぶ顔がみたい！と思うからこそ、買ってあげたいという気持ちなので感謝するべきところです。

しかし、ランドセル選びはやっぱりお子さんとご両親で選びたいという場合に、トラブルにならないようにお断りするにはどうしたらいいのでしょうか。

前もって自分たちでランドセルを選ぶことを伝えておく

お子さんの小学校入学に向けてご両親がランドセル選びを楽しみに思っているのと同じように、祖父母もひそかにランドセルを買ってあげたいと楽しみにしているのではないでしょうか。

自分たちがランドセルを購入する前に、「たしか、孫は赤色が好きだと言っていた」と相談もなしにご両親の実家の祖父母が購入したものの、実はお子さんは「最近は水色が好きなんだよね」なんてことも。

このようなことがないように、最近のラン活が始まる時期である年中さんのときに、ご両親の実家に「子どものランドセルは自分たちで選ぼうと思っている」ということを、前もって伝えておきましょう。

最近のランドセルは、軽さ・丈夫さ・背負いやすさ・デザイン・カラー・機能性など選ぶときに見るポイントが多いので、デザインやカラーはお子さんが選んで、機能性や背負いやすさなどはご両親が見て選んだ方が、お子さんの体に負担がかかりにくいということを説明しておきましょう。

ランドセルを購入する資金を援助してもらう

かわいいお孫さんにランドセルを買ってあげたい気持ちを無駄にするような、理由をきちんと話さず一方的に「自分たちでランドセルを選ぶから」という断わり方は祖父母も納得できずトラブルのもとです。

先ほどもお話しましたが、最近のお子さんの体に負担をかけないためのランドセルの選ぶポイントの多さ、ご両親の実家の祖父母に対して不公平にならないようにするために、自分たちで選びたいということをきちんと伝えておきましょう。

それでも祖父母のお孫さんに対して何かしてあげたいという気持ちがあると思うので、その場合ランドセルを購入する資金の援助「お祝い」という形にしてもらいましょう。

お子さんに「両方のおじいちゃんおばあちゃんからのお祝いのお金でランドセルを買った」ということをきちんと伝えて、お子さんの口から「おじいちゃん、おばあちゃん、ランドセルありがとう！」のお礼の言葉を両方の祖父母に伝えることで、みんなが納得できるのではないでしょうか。

嫁姑問題にならないように我慢する

それぞれの家庭によるとは思いますが、ランドセルをお子さんとご両親で選びたいということを伝えても、なかには祖父母が「どうしても自分たちが孫にランドセルを買ってあげたい！」と言って譲ってもらえない場合もあります。

そういった場合には、ほんとうに仕方ないのですが、トラブルを起こさないようにご両親の方が我慢をするということも必要になることもあります。

どちらかの実家の祖父母がどうしてもランドセルを！といった場合、もう一方の実家の祖父母には入学準備に必要な違うものを買ってもらうという方法もあります。

ちなみに、こういう場合には祖父母とお子さんとご両親も「みんなで一緒に選びに行こう！」とついていくことで、希望のランドセルを購入しやすく、祖父母は孫の笑顔を見ることができ、ご両親も納得のランドセルを購入することができます。

祖父母・両親・子どもが納得できるランドセル選びを

最近のランドセルは、昔と違ってデザインやカラー、機能性など本当に種類が豊富になっているので、選ぶのが楽しくもありますが、豊富にありすぎてどれがいいのか迷ってしまうということもあります。

少子化ということもあり、一人のお子さんにかけるランドセルの価格も年々高くなっています。なかには娘や息子夫婦に「このランドセルがほしい」と言われたものの、孫にプレゼントしてあげたいけど正直に言えば値段が高くてキツイなぁと思っている方もいます。

援助してもらうという形をとるのもいいのですが、それぞれのご家庭の事情にあった金額で納められるランドセルを選ぶことが大切です。

ランドセルは決して安い買い物ではないので、家族がみんな納得できるものを選んぶことと同時に、お子さんが気に入って飽きることなく６年間大切に使えるもの選んであげたいですね。