半かぶせ・全かぶせタイプのどちらのランドセルが使いやすいの?
ひと昔前のランドセルは、男の子は「黒」、女の子は「赤」が多く、現在ほどのデザインやカラーなどの種類はありませんでした。しかも、刺繍や装飾なども凝っていたり、素材も耐久性や耐水性に優れたものが増えてきており、ランドセルの形も縦型・横型、全かぶせ・半かぶせ(ランドセルのふたの部分)のものなど、たくさんの選択肢があり選ぶだけでも大変です。
実はこの半かぶせ型のランドセルは、大人っぽいおしゃれさとレトロな雰囲気が人気で10年前に一度流行しました。しかし、だんだんとその数が減少していっていましたが、最近になってまたブームの兆しがあるようです。
しかし、それでもランドセルを購入する方のほとんどが縦型の全かぶせタイプのものを選んでいますが、なかには周りと違うランドセルを持たせたい、個性的でおしゃれな半かぶせタイプのものがいいと、半かぶせタイプを選ぶ方もいます。
半かぶせランドセルのメリット・デメリットとは?
半かぶせのランドセルは、全かぶせのランドセルの3分の2ほどのかぶせの長さで、半カブセのランドセルのタイプには縦型と横型のものがあります。
ここでは半かぶせランドセルの情報を詳しく紹介するので、その特徴やメリット・デメリットを知って、購入するときの参考にしてみてください。
半かぶせランドセルのメリット
- 周りと違っておしゃれ
- 教科書の出し入れが楽にできる
- 自分のランドセルを見つけやすい
半かぶせのランドセルよりも全かぶせのランドセルを選ぶ方の方が多いのですが、周りの子どもたちとは違って個性的でおしゃれです。最近の横型の半かぶせランドセルは大人が持っていてもいいのでは?と思えるほど、おしゃれなものが増えています。また、全かぶせのランドセルのなかに半かぶせのものがあると目立つので、自分のランドセルが見つけやすくなります。
全かぶせのランドセルよりもかぶせの部分が短いので、ランドセルを立てたままでも教科書などの荷物の出し入れが楽にでき、お子さんが忘れ物をしてしまっても、背負ったまま荷物をランドセルに入れることができます。
半かぶせランドセルのデメリット
- 交通安全用のカバーのサイズが合わない
- ロッカーに入らないことがある
- 簡単に後ろからランドセルを開けられてしまう
- 本体とかぶせの間にものを挟めない
小学校1年生のときにつける交通安全用のカバーのサイズにもよりもますが、一般的な交通安全用のカバーは全かぶせのサイズで作られているため、半かぶせの場合サイズが合いません。
また、半かぶせのロックが背面に付いており、全かぶせのように本体の底ではないので他の人からロックを開けやすいため、カギやお金などを入れている場合は盗まれてしまうなど防犯面で心配があります。
また、横型の場合、ロッカーのサイズが縦型のランドセルを基準にして作られているため、ロッカーにランドセルが入らないことがあるため、購入する前に学校へ確認をする必要があります。
安全性として考えると通学時には両手がふさがっていない方がいいので、ランドセルに荷物をまとめることができるといいのですが、半かぶせの場合ピアニカだったり体操服などを、全かぶせのように挟むことができません。
半かぶせランドセルのまとめ
全かぶせのランドセルを購入する方が多いなか、半かぶせのランドセルはおしゃれで個性的に見えます。しかし、お子さんが6年間と長く使うものなので、できることならば背負いやすく使いやすいものを選んであげたいですね。
サイト管理人としては、おしゃれな半かぶせのものもいいなと感じますが、お子さんの背負いやすさや使いやすさなどを総合的に考えると、全かぶせタイプのランドセルがおすすめです。
ここまで、半かぶせタイプのメリットデメリットを紹介しましたが、障害児用のランドセルの場合、手先が不器用な場合はロックの開閉がしやすいもの、ランドセルの中の物を取り出しやすいもの、車イスにかけられるランドセルものの方が使いやすいので、半かぶせタイプのランドセルの方がおすすめの場合もあります。
半かぶせと全かぶせの両方をお子さんに背負わせてあげてからどちらがいいのか、親子で納得のいく一人ひとりに合ったランドセルを選んであげることが大切です。