最高品質のランドセルの素材コードバンとは?

現在のランドセルはたくさんのデザインや色のものがあるので、販売店などに並んでいるランドセルを見るていると、どれをを選んだらいいのか目移りしてしまいますよね。

 

 

ランドセルに使用されている素材には、天然皮革の牛革やコードバン、人工皮革のクラリーノの3つの種類が使用されたものがあり、そのなかでも『革のダイヤモンド』『革の王様』とも称されているコードバンは最高品質の素材です。

 

コードバンのランドセルは、お店に並んでいるランドセルの中でも、ひときわ目立つ光沢と生地のキメが細かく質感がちがって高級感があり、1頭の馬から取れる革の量はランドセルのかぶせの部分の1〜2枚分しかないため、希少性が高く価格も高いものとなります。

 

その強度は丈夫だと言われる牛革の3〜5倍の強度を持っていると言われており、キズや汚れにも強いため長期間使用することができる最高品質のランドセルですが、その分価格も高いため購入される人数は少なめです。

 

コードバンのランドセルにはどんな特徴があるの?

希少であるコードバンの素材をランドセル全てに使用することは、価格がとても高くなってしまい購入することが難しくなってしまいます。

 

そのため、カブセの部分にだけコードバンの素材を使用しているメーカーも多く、どちらにしても価格は高めですが、全てにコードバンを使用しているものに比べれば価格を抑えることができます。

 

コードバンのランドセルのメリット

 

  • 使い込むことで深い色合いや風合いが出る
  • 見た目や触ったときの感触が高級感がある
  • 強度が高い
  • 体に馴染みやすい

 

コードバンのランドセルのデメリット

 

  • 水に弱い
  • ランドセルの重さが重くなる
  • 希少性が高いので価格が高い
  • 定期的なお手入れが必要

 

コードバンのランドセルは、6年間しっかりと使い込むことによって深みがでるため、色合いや風合いなどを味わうことができます。

 

最近は、天然皮革に撥水加工や耐傷加工などがされているものが増えてきているので、もちろんお手入れをすることは必要ですが、昔よりもお手入れは大変ではありません。

 

また昔よりも天然皮革のランドセルの重さも軽くなってきており、お手入れの必要性もさまざまな加工がしてあるものを選ぶことで、コードバンならではの革の手ざわりや風合いを感じることができる、お気に入りのランドセルと出会うことができるのではないでしょうか。

 

コードバンならではの見た目や手ざわりのランドセル

ランドセルの素材として使用されるコードバンは、農耕馬の臀部(お尻)の一部からしか取ることができず、お尻の皮の内側にあるコラーゲンのかたまりでできた、線維密度が高い2mm程度の繊維質の層「コードバン層」が使用されます。

 

コードバン層は、ヨーロッパの一部で食肉用として生産され放牧されている農耕馬が、オオカミなどに噛みつかれたときにケガがひどくならないようにするために身についた、自然に近い環境で育った馬にしかない自然の産物です。

 

これだけ高価な革ならば、革だけを目的にして馬が屠殺されてしまうのでは…と心配になってしまいますが、現在は北欧産のみで自然に近い環境で育った食肉用の馬のコードバンが使用されており、革だけを目的にして馬が屠殺されるということはありません。

 

採取するには皮の表面を少しずつ削って取り出すしかなく、また、傷をつけずに削り出す熟練な技術が必要で、現在、コードバンを精製しているのはアメリカのホーウィン社、日本の姫路市にある新喜皮革の2社しかなく、ヨーロッパで選定した原皮を日本へ運送した後、約10ヶ月もの期間をかけてコードバンを仕上げています。

 

元気な子どもにピッタリ!丈夫でしなやかな最高級コードバンランドセル

コードバンの皮の精製にも熟練の技術がいるように、硬くて丈夫なコードバンを使用して作るランドセルは、職人さんのミシンで縫う技術であったり、傷をつけないようにして磨き上げる技術が必要になってきます。

 

手間暇をかけて仕上げられているコードバンの特徴は、牛革の3〜5倍はあると言われる強度と、撥水加工や耐傷加工によって、シミ、汚れ、傷などにも強くなり、長い期間使用することができ、使い始めはやや固いのですが、使い込むうちにだんだんと馴染んできて、色合いや風合いなどが出てきます。

 

現在のランドセルは、コードバンの質感に似せるために牛革や人工皮革にもさまざまな工夫がされていますが、なかなか本物の質感には追いつくことが難しいようです。

 

元気な子どもたちは、遊んでいるうちについランドセルを乱暴に扱ってしまうことがあったり、教科書の出し入れのときにかぶせに折り目がついてしまったりすることもありますが、コードバンを素材としているランドセルはしなやかで丈夫なので、6年間使用しても型くずれせず劣化を感じにくく質感もそのままで使用することができます。

 

価格が高いコードバンのランドセルは、親からするとつい「乱暴に扱わないで!」と言ってしまいたくなるところですが、コードバンは丈夫でしなやかな素材なので、実は元気な子どもにぴったりの素材です。

 

しかし、人工皮革に比べるとやはり重量は重くなっているので、体感重量が軽く感じられる背負いやすさの工夫がされているメーカーのランドセルを選んであげることで、子どもへの体への負担を軽減することができます。

 

また、2018年に9月に文部科学省が「置き勉」の自由化を通知したことによって、今までの重いランドセルを背負うことによる子どもへの体の負担がより軽減されるようになり、天然皮革のランドセルが重いというのも気にならなくなるのではないでしょうか。