障がい児用オーダーメイドランドセルとは?
障がいのあるお子さんをお持ちの保護者の方の中には、「ランドセルはどうせ使えない」と諦めてしまう方も多いようですが、お子さんをお持ちならばランドセルを背負わせてあげたいと思うのと同時に、何より保護者の方がランドセルを背負ったお子さんの姿が見たいのではないでしょうか。
障害を持つお子さんの4つの就学先
障害を持っているお子さんが入学を迎える家庭では、一人ひとりに応じた教育を行うための環境として、「通常学級」「通級」「特別支援学級」「特別支援学校」の中から就学先を検討することになると思います。
そして、この中から就学先をどうするかによって、ランドセルで通学するのか、リュックで通学するのかを選ぶことになります。
通常学校
小学生になるお子さんの多くが、この通常学級に通うことになり、1クラス40名程度(小学校1年生のみ35名)で構成されて、カリキュラムに合わせた一斉授業を受けます。
通級指導教室
基本的には通常学級に在籍していますが、そのお子さんの障害特性に合った個別の指導が必要なときに、週に1〜2回通うことができる特別支援のための教室です。
通級指導教室はすべての小学校に設けられているわけではなく、数校に1校の割合で設けられており、そこに放課後通う形になります。
特別支援学校
文字の読み書き、時計や時間、お金の計算など、日常生活で使える勉強をして自立ができるようになることを目的としており、学校には通常の教員免許の他に、さまざまな障害について基礎的な知識や対処法などを習得した、特別支援学校教員の免許を持っている先生がいます。
送迎バスや添乗員、医療行為が行える看護師、専門の療法士、施設のバリアフリー、設備や器具などが配置されており、視覚、聴覚、知的障害、肢体不自由者、病弱者などの障害を持つお子さんのための環境と体制が整っています。
特別支援学級
通常の小学校の中に「養護学級」「特別支援学級」「なかよし学級」など、さまざまな呼び方で呼ばれており、通常クラスのお子さんとの交流や一部の授業では一緒に授業を受けることができます。
一人ひとりの障害に応じた習得が難しい科目や教科などの教育を受けることができますが、障害児に対する特別な免許を持っていない先生が担任になるため、それぞれの障害ごとの特性や教育などの理解がされにくいということがあります。
特別支援学校に通う場合、お弁当・水筒・着替え・上履きなど、荷物が多いので1つにまとめられるようにリュックで通学することが多くなり、普通学校の支援級の場合はランドセルで通学することができるようですが、どちらも地域や学校によって違うため入学前の確認が必要になります。
障害があるお子さんを持つママさんのアンケートでよく聞く声
お子さんの障害に対応しているさまざまな工夫がされたランドセルを選ぶことで、障害があってもランドセルをあきらめず、色やデザインをドキドキワクワクしながら楽しく選ぶことができます。
ここでは、障害を持つお子さんのランドセル選びをこれからするママさんたちのアンケートであげられた声を紹介します。
障害を持っているお子さんがいるママさんの声
体が小さいからランドセルを背負えるか心配で…。
筋力や体幹が弱いので軽いランドセルを選びたいです。
体が小さく、背負ったときに肩ベルトがずり落ちない工夫がされているといいなと。
手先が不器用なのでロックの開閉がしやすいランドセルがいいです。
ランドセルの中の物が見えやすく、荷物の出し入れがしやすいものがいいです。
ランドセルを車イスの手押し部分にかけたいです。
4月に入学を迎えるお子さんを持つご家庭では、お子さんのランドセルを選ぶときに、デザインやカラーなど、どんなランドセルがいいのか迷ってしまいますね。
障害があるお子さんを持つご家庭では、お子さんの障害によって選ぶポイントが違うため、どんなランドセルがいいのか迷うところです。次に、障害を持っているお子さんのランドセル選びのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
障害を持ったお子さんが使いやすいランドセルのポイント
「障がい児用のオーダーメイドランドセル」は、障がいを持っているお子さんでもランドセルで通学ができるようなさまざまな配慮がされています。
障害があってもランドセルをあきらめなくてもいいように、お子さんの障害に合わせたランドセルを選ぶときのポイントをおさえつつ、色やデザインをドキドキワクワクしながら楽しく選びたいですね。
ランドセルの素材は人工皮革の軽いタイプのものがよく、とくに軽くてお子さんが背負いやすい工夫がされているランドセルは、障がいを持っているお子さんの体に負担をかけずにすみます。
学校のロッカーへのランドセルの出し入れを子ども自身がしやすくなり、送り迎えのときなど親がランドセルを持ってあげるときにも持ち手があると便利です。
発達障害を持っているお子さんでADHDの症状がある場合には、乱暴に扱って壊れてしまうということがあるかもしれないので、6年間保証がついている耐久性の高いものがおすすめです。
指先がうまく動かずファスナーの開け閉めが苦手な子のために、ファスナーの取っ手の部分にループがつけられていると開け閉めがしやすくなります。
指先がうまく動かず動作が遅くなってしまう場合、ランドセルのカブセを閉める部分の金具がワンタッチで閉まるタイプのものだと1人でも閉めることができるのですが、開けるときにすぐに開かないと再びロックされてしまうタイプのものもあるため、子どもが開閉しやすいものを選んであげましょう。
(※ふわりぃ「オーダーメイドUランドセル」) |
オートロックマグネット錠 ふたを閉めると自動的につまみが回転して施錠されます。開けるときは手動で、時計回りにつまみを回します。全カブセの場合はランドセルの底部に付き、半カブセや横型タイプはランドセルの正面中央に付きます。 |
(※ふわりぃ「オーダーメイドUランドセル」) |
マジックテープ (ふわりぃオーダーメイドUランドセル) PPテープの取っ手ループ付きで、最も操作が簡単で軽量に仕上がります。開閉補助の取っ手ループは、全カブセの場合はランドセルの正面下部に、半カブセや横型タイプは正面中央に付きます。 |
(※ふわりぃ「オーダーメイドUランドセル」) |
ワンタッチロック (ふわりぃオーダーメイドUランドセル) 錠前をパチンとはめればロック完了でき、ボタンを押せば簡単に開く軽量簡単ロックです。全カブセの場合はランドセルの底部に付き、半カブセや横型タイプは正面中央に付きます。 |
小さい子でも肩ベルトがずり落ちてしまわないように、左右の肩ベルトをつないで背負いずれを防止できるベルトがあるとランドセルがずり落ちません。
また、肩ひもが立ち上がっているタイプのものを選べば、机の上にランドセルを立たせた状態にでき、そのまま腕を通してさっと背負うことができます。
障がいを持っていてもランドセルを背負うことができれば問題はないのですが、車イスが必要なお子さんもいると思います。
そのような場合、普通のランドセルだと車イスの手押し部分にランドセルをかけても、ずり下がったり斜めに傾いてしまったりなど不安定になってしまうため、車イスに取りつけしやすいランドセルで固定用のベルトがあるものがおすすめです。
ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセルとは?
障がいを持っている子どもに対応しているランドセルをオーダーメイドで作っているのが、ふわりぃランドセルでおなじみの株式会社協和から発売されている、「ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセル」です。
「障がいのある子もない子も、みんな元気な1年生として、ランドセルを背負って学校に行ってもらいたい」というランドセルメーカー協和の願いから、試行錯誤されて完成したランドセルで、ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセルは、「一般社団法人全国肢体不自由児者父母の会連合会」にも推奨されており、2004年グッドデザイン賞を受賞しています。
ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセルには、3つの基本形にオプションを組み合せて、一人ひとりに合わせた少しでも扱いやすくなるような最適なランドセルをカスタマイズして作製してくれます。
全カブセ(Aタイプ)
◆販売価格:47,300円(税込)〜
◆カラー:【本体】全21色
◆サイズ:A4フラットファイル&タブレットPC対応
横幅 23.5cm×高さ 30.5cm×マチ幅 12cm
◆主素材:クラリーノ エフ、クラリーノ レミニカ
◆重量:約870g〜
◆車イス取付:可
最もスタンダードで扱いやすい全カブセタイプのランドセルは、通常のランドセルと同じような作りになっていますが、通常のランドセルよりも軽量設計になっており、車いすやバギーにつけるためのオプションパーツなどをつけることができます。
半カブセ(Bタイプ)
◆販売価格:46,200円(税込)〜
◆カラー:【本体】全21色
◆サイズ:A4フラットファイル&タブレットPC対応
横幅 23.5cm×高さ 30.5cm×マチ幅 12cm
◆主素材:クラリーノ エフ、クラリーノ レミニカ
◆重量:約800g〜
◆車イス取付:可
軽量設計で錠前を前面で開閉しやすくするために、カブセが半分になっているタイプのランドセルです。車いすやバギーにつけるためのオプションパーツなどをつけることができます。
横型(Cタイプ)
◆販売価格:45,100円(税込)〜
◆カラー:【本体】全21色
◆サイズ:A4フラットファイル&タブレットPC対応
横幅 34.5cm×高さ 25.5cm×マチ幅 12cm
◆主素材:クラリーノ エフ、クラリーノ レミニカ
◆重量:約830g〜
◆車イス取付:可
背負ったときに横幅が肩からはみ出してしまうと危険なので、背負い用にはむいていませんが、車いすやバギーに取付やすいタイプのランドセルです。
車いすの機能について
■車いすフック用ループ
車いすの押し手やフックにランドセルをかけるためのパーツで、オーダーメイドUランドセルすべてのタイプに使用でき、不要な時にはランドセル本体から取り外すことができます。
■車いす固定用ベルト
車いすにループでランドセルをかけたときに、さらにランドセルを安定させるために背もたれ等にベルトをまわして固定させます。不要な時にはランドセル本体から取り外すことができます。
肩ひもについて
◆ふわりぃ肩ひも
一般的なランドセルと同じで、本体と同じクラリーノの素材の肩ひもにクッション材が入っているのでやわらかく、肩ひもの付け根が立ち上がって立体的なアーチが施されているので、肩にやさしくぴったりフィットします。ベルトの長さの調節はベルト穴で行うことができます。
■らくらく肩ひも
市販のカジュアルなリュックサックにも使用されているような素材感の筒織ナイロン生地で、肩ひもの両側がクラリーノでトリミングされています。左右のベルトにそれぞれmm単位で長を調節できるバックルがついています。肩ひもが立ち上がっていないので車イスにもおすすめです。
■チェストベルト
「体型が細み」、「体の左右どちらかに麻痺がある」、「バランスよく歩くのが難しい」、「なで肩」などが要因で起こる、肩ひものズレを防止する補助ベルトです。
開閉が簡単にできるバックルがついており、ベルトの長さも調整することができます。リュックサックにも使用することができ、反射鋲がついているので暗い道でも車のライトを反射するので安全です。
背カンについて
◆フリフリ背カン
肩ひもが左右に動くタイプの背カンで、お子さんの服や成長に合わせて動くので、いつでも自然に背負うことができます。らくらく肩ひもの場合、背負うだけではなく肩ひもが立ち上がっていないので車イスにも使用することができます。
▲ ふわりぃ肩ひもの場合(背負い)
▲ らくらく肩ひもの場合(車イス・背負い)
■ぬい込み固定
らくらく肩ひものみ適用可で、肩ひもの付け根をぬい込んであるので左右にひろがりません。車イスの移動が多く、背負う機会が多くないお子さんにおすすめです。
▲ぬい込み固定(車イス)
Uランドセルの17色のカラー
オーダーメイドのランドセルなので、オプションでランドセルの本体、コンビカラー、内装、ステッチなど、お子さんが好きな色や柄を選ぶことができるので、親子で楽しくランドセル選びをすることができます。
カラーだけでもこれだけの種類があり、これだけではなく背あての部分やサイドのデザイン、カブセの型押し、飾り鋲なども選ぶことができるので自分だけのカスタマイズをすることができます。
ふわりぃ オーダーメイドUランドセル Q&A
障がいを持っていても、やっぱりお子さんにランドセルを持たせてあげたいと思いますよね
ここでは、障がい児用オーダーメイドランドセルについての質問にお答えします
Q.軽いランドセルが欲しいのですが、どんなタイプのランドセルがいいですか?
A.オーダーメイドのランドセルの場合、もともとの仕様にオプションをつけたりすることで重さが変わってきます。軽くしたいならば錠前をワンタッチマグネットロックではなく、マジックテープのものを選ぶと軽くなります。
また、半かぶせタイプのものならば、かぶせが半分なのでその分軽くなります。
体が小さいお子さんや筋力や体幹が弱く重いランドセルではバランスがとりづらいお子さんは、軽いランドセルがおすすめですね。
Q.子どもの体が小さいので背負うと肩ひもがずり落ちるのですが、ズレないようにする方法はありますか?
A.有料オプションになるのですが、左右どちらかに麻痺があったり、バランスよく歩くのが難しかったり、体型が細身、なで型というお子さんにおすすめなのが「背負いズレ防止ベルト」で、背負ったときに肩ひもがズレるのを防ぐことができます。
Q.手先が不器用なのでロックの開閉がしづらいのですが、簡単に開閉ができるものはありますか?
A.ふたを閉めると自動的につまみが回転して施錠されるものや、マジックテープ、錠前をパチンとはめてボタンを押せば簡単に開くものがあるので、手先が不器用でもお子さんに合ったタイプのものを選ぶことができます。
Q.車イスにも使えるランドセルがなかなかないのですが、車イスにも使えて、背負うこともできるランドセルはありますか?
A.オーダーメイドUランドセルの全てのタイプに、ランドセルを掛けることができるループ「車いすフック用ループ(オプション)」をつけることができ、不要なときにはランドセルから外すことができます。
ちなみに、横型のタイプは、背負うとお子さんの肩幅からランドセルがはみ出してしまうため、ぶつかってしまったりして危険なので、背負うことはおすすめされていません。
障害児用に対応してくれる鞄工房山本のランドセル
これまで、障がい児用のランドセルといえば、障害児用のランドセルメーカーしか対応してもらえないと思っていた方も多いと思いますが、実は工房系のランドセルを作っている鞄工房山本では車いす用に加工してもらうことができます。
奈良県橿原市の工房でランドセルを作りつづけて50年を迎える鞄工房山本は、鞄業界では作業の委託・分業が多いなか、一貫製造体制を守り続けており、革の型入れ・裁断から仕上げまですべての工程を、職人さんがこだわりを持って行っています。
22シリーズ86種類、カラーバリエーションも豊富にそろっており、素材選びから背負いやすさへの工夫、丈夫さ、安全性も高く、6年間飽きのこないランドセルがそろっています。
鞄工房山本では、お子さんがランドセルと一緒に小学校に通えるように、ランドセルの大マチ部分に、車椅子用に取りつけるための特注ベルトをつけてもらうことができます。
障害児用のランドセルメーカーとして、ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセルが有名ですが、鞄工房山本の車いす用のランドセルも検討してみたい!という方は、奈良本店(TEL:0744-20-1771)まで連絡してみてくださいね。
体が小さい子さんにおすすめの軽いランドセル
一昔前の軽いランドセルというと、品質があまりよくないものが多かったのですが、近年では各メーカーによる研究・開発によって改善されてきたこともあり、大手メーカーが販売している「軽い・コンパクト・大容量」で1,000g以下の最軽量モデルのランドセルが登場しています。
障害を持っているお子さんで、体が小さく体幹が弱いお子さんの場合でも、体に負担をかけにくく背負うことができます。
◆期間限定価格:56,430円(税込)/span>
◆重量:約990g
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
横幅 25cm×高さ 32cm×マチ幅 13cm
◆カラー:全5色
◆主素材:クラリーノ エフ 「レインガード Fα」
「スゴ軽 エアー」は、1リットルの牛乳パックの重さよりも軽い約990gのセイバン最軽量モデルで、『とにかく軽いランドセルが欲しい』というお客さまの声に応える形で、ヘリの無いコンパクト構造で重量を軽くした、セイバン独自の製法「タフコンパクト型」のランドセルです。マチ幅13pとタブレットも収納可能なので、荷物をしっかりと収納することができます。
「スゴ軽エアー」の詳細はこちら
「セイバン 天使のはね」の口コミ・詳細はこちらから
◆WEB販売価格:51,480円(税込)
◆重量:約980g
◆カラー:【女の子】全5色 【男の子】全5色
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
横幅 23.5cm×高さ 30.5cm×マチ幅 13.5cm
◆主素材:クラリーノ エフ
タブレット収納にも対応しており、重量は約980gと大きくて軽い、使いやすさを追求したランドセルです。
荷物が多いときは多段階調節可能な拡張ポケット「のび〜るポケット」を最大約5cmの伸ばすことでたくさんの荷物を入れることができます。
【女の子】「グランコンパクト」の詳細はこちら
【男の子】「グランコンパクト」の詳細はこちら
◆WEB販売価格:57,420円(税込)
◆重量:約890g
◆カラー:全4色
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
横幅 23.5cm×高さ 30.5cm×マチ幅 12.5cm
◆主素材:アーティフィシャルレザー(人工皮革)
Freedom and diversity ―自由と多様性―で約890gのふわりぃ最軽量モデルで、側面から体をサポート構造し軽く背負える新構造になっており、軽量でありながらしっかり施錠して簡単に開閉できる「FIDLOCK」を前面に装着しています。
ランドセルの底には4つの底鋲がついているので倒れにくく安定して自立するため汚れがつきにくくなっています。
「レジェランド 2024」の詳細はこちら
「ふわりぃ」の口コミ・詳細はこちらから
◆販売価格:60,500円(税込)
◆重量:約940g
◆カラー:全5色
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
横幅 23.3cm×高さ 31cm×マチ幅 12cm
◆主素材:クラリーノ タフロック NEO
便利な機能や容量、耐久性を確保しながら、フィットちゃんランドセル史上最軽量の940g〜と、体の小さいお子さんにも負担がかかりにくく、最新技術とアイデアが結集された、軽さと機能性を両立しているランドセルです。
「ゼロランド 安ピカッ タイプ」の詳細はこちら
「フィットちゃん」の口コミ・詳細はこちらから
◆販売価格:30,800円(税込)
◆重量:約980g
◆サイズ:A4フラットファイル収納サイズ
横幅 23.5cm×高さ 31cm×マチ幅 12cm
◆カラー:全24色
◆主素材:クラリーノ エフ
24色の定番のカラーからトレンドのカラーまで豊富にそろっており、お子さんのお気に入りのカラーを選ぶことができます。背あてのヘリをカットして軽量化したことによって980gと、かるすぽの機能が備わった背負いやすい最軽量ランドセルです。
「はなまるランドセル24」の詳細はこちら
「イオン かるすぽランドセル」の口コミ・詳細はこちらから
障害児ランドセルは補助金の対象になります
障害を持つお子さんがいる家庭では、通院や薬だけでなく療育などいろいろな場面でお金がかかってしまいますよね。そのような家庭の負担が軽くなるようにサポートしてくれるのが特別支援教育就学奨励費です。
特別支援教育就学奨励費は、お子さんが「特別支援学校」や「特別支援学級」などに通っている場合、その家庭の収入に合わせて、学校で使用する勉強道具から通学費、給食費などに必要な費用の一部を国や地方自治体が補助をしてくれる制度で、ランドセルもそのなかに1つに入ります。
対象となる主な経費
・通学費
・給食費
・教科書費
・学用品費
・修学旅行費
・寄宿舎日用品費
・寝具費
・寄宿舎からの帰省費 など
実際に支給を受けることができるのは、小・中学在学中ですが、入学前に購入したものも含むことができるので、申請する場合を考えて購入したときのレシートや領収書を取っておくことをおすすめします。
特別支援教育就学奨励費は、障害の程度によって支援が受けられる条件が違うので、お子さんが支援対象になるのか確認しましょう。
生活保護や要保護児童生徒援助費補助金などを受けている場合は対象外となります。
学校教育法施行令が定める障害の程度については「文部科学省:学校教育法施行令第二十二条の三に規定する就学基準」で確認することができます。
この制度は、地方自治体によって詳細が大きく異なるので、支援を受けるために事前に教育相談をする必要がある場合があります。
お住まいになっている地方自治体や在学している、または入学する予定の学校に問い合わせをしましょう。
自分だけのオーダーメイドランドセル
近年ではラン活がどんどん早まってきていることもあり、お子さんの障害の重さによって、希望進路を「特別支援学級」と「特別支援学校」のどちらかで悩んで、ランドセルを購入するなら早めにとは思うものの、特別支援学級の中にはランドセル必須でない学級もあったりすることもあり、購入しても無駄になってしまうのでは…となかなか踏み出せずにいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、障害の重さにもよるのですが、身体に障がいを持っていても、子どもが少しでも扱いやすくなるランドセルをオーダーメイドで作ってもらえたことで、ランドセルを背負わせてあげたいという夢をあきらめずにすんだという話も聞きます。
ふわりぃの他にもランドセルのようなリュックタイプのものや、車いすやバギーにかけることができるように加工をしてくれる会社や工房などもあるようです。
就学先にもよるとは思いますが、ランドセルを使用できるのであれば、オーダーメイドランドセルを子どもと一緒にどれがいいのか悩みながら選ぶことは、小学校入学準備での親子のいい思い出にもなりますね!
※ふわりぃ障がい児用オーダーメイドUランドセルは、サンプルを1週間程貸し出しをしてくれるので、貸し出しの予約を早めにして試してみましょう。
障害児用ランドセルについてのまとめ
年々早まっているラン活の競争が激化しつつある近年では、デザインやカラーが豊富になりました。
少子化ということもあり、近年ではおじいちゃん、おばあちゃんが孫にかけることができる金額も増え、ランドセル購入の予算額が高く、高級志向のランドセルから高機能のランドセルなど種類も豊富です。
障害の特性に合わせた障害児用ランドセルも、さまざまなユーザーのニーズに対応しているのがわかります。
6年間使うものだからこそいいものを選びたいですが、一番大切なのは毎日背負って通学することになるお子さんの身体に負担がかかりにくいランドセルかどうかということを見極めることが一番大切です。
地域の通常学校や特別支援学校でもランドセルの有無も変わりますので、お住いの学校がどういう通学鞄が必要かも確認しておく必要があります。