意外に知らないランドセルの名称とは?

4月に入学するお子さんのためのランドセル選びをするために、カタログを取り寄せたり、ネットで検索したりなどランドセルの説明を見ているうちに、各パーツに聞きなれない名称がついているものがあり「この名称のパーツは何だろう??」と思うことがありませんか?

 

ランドセルの歴史は古く、発祥は明治10年10月に開校した学習院と言われており、そのため各パーツの呼び方は少し特殊になっています。

 

ランドセルの作りは使っているときにはそれほど気にすることはないと思いますが、以外と簡単な作りのようでいて、実はパーツの数や組み立てる工程はとても多く、ランドセルの各パーツのことが理解できると、カタログや販売員さんの説明を聞いていても「なるほど!」と思えることがたくさん出てきます。

 

また、ランドセルを購入してから使用しているうちに故障してしまうことがあったときに、各パーツの名称を知っていれば修理に出すときにランドセルの壊れてしまったパーツの説明をきちんと伝えることができます。

 

ランドセルの各パーツの呼び方は、ランドセルを作っているメーカーによっても違っていることもあるため、納得のいったお気に入りのランドセルを選べるように、このページではわかりにくい各パーツの呼び方や詳細について説明するので、カタログなどと照らし合わせて参考にしてください。

 

知っておくと便利!ランドセルの詳しい名称

 

 

カブセ/ふた

 

カブセはランドセルの収納部をかぶせるフタの部分のことをいい、ランドセルの下部にある錠前で止める全かぶせタイプが一般的です。
ランドセルの一番目立つ部分で汚れや傷が目立ちやすいため、汚れや傷が目立ちにくい素材がおすすめです。

 

カブセ鋲/反射鋲

 

カブセ鋲はカブセにベロを固定するためにつけられているパーツで、シンプルなものからキラキラとかわいいデザインのものまであります。
カブセ鋲には反射するものもあり、自動車のライトが当たると反射して光り、暗いところでも子どもの存在を認識させてくれる安全面での機能を持っています。

 

大マチ

 

ランドセルのメインポケットの形を作る側面にある部分で、ランドセルの容量を決める重要な部分で、大マチの部分には女の子のものに多い刺繍が入っていたりします。
刺繍が多く入っているとその分針の穴があいてしまったり、糸が濡れてしまうことで中まで水が入ってしまうことがあるため、防水加工がきちんとされているか確認しましょう。

 

ナスカン/フック

 

ランドセルの側面に装着されたフックのことで、体操服を入れる袋や給食袋などをぶら下げたりします。
自転車や車などにナスカンにぶらさげている荷物がひっかかったりして巻き込み事故の原因となることがあるため、最近では大きな負荷がかかるとナスカンが外れる工夫がされています。

 

持ち手

 

背負わずに持ち運びするときの部分で、背負わずに持ち運んだり机の横に引っかけて吊り下げるというときに便利です。

 

 

 

 

 

背カン

 

ランドセル本体と肩ベルトをつなぐ樹脂や金属を使った部分のことで、ランドセルの背負いごこちは背カンで決まるといってもいいほど重要なパーツです。
各メーカーによってさまざまな工夫がされており、左右が連動して動くようになっていたり、別々に動くようになっていたりなど、背負ったときに背カンがどのような動きをするのかを確認してみましょう。

 

肩ベルトナスカン/Dカン

 

肩ベルトの前面についているナスカンやDカンには防犯ブザーなどをつける人が多く、防犯ブザー用の部品のことをメーカーによってはフッカーと呼んでいるところもあります。

 

留め具(美錠)

 

留め具(美錠)は下ベルトと肩ベルトをつなぐ部分のことをいい、鞄の部品の名前として聞いたことがあるのが「バックル」の部分です。
肩ベルトの長さ調節などを行う部分で、背負ったときに留め具があたって痛いということがないように、留め具を無くしたり、形にひねりを加えたりなどの工夫をしているメーカーもあります。

 

背あて

 

ランドセルを背負ったときに背中にあたる部分のことで、夏などは特に背中の熱で蒸れることがあり、通気性をよくするためにへこみを作ったり、付属品として背中カバーを売っているメーカーもあります。
本革を背あてに使っているものもありますが、本革は通気性があまりよくありません。

 

肩ベルト(肩ひも)

 

ランドセルを背負うときに肩にかけるベルトのことで、メーカーによって形・クッション材・生地に違いがあることで背負い心地が大きく変わってくるので、肩ベルトの形や長さが子どもに合うものを選んであげましょう。
肩ベルトも背負ったときに体にあたり夏は汗で蒸れやすい部分なので、裏側に通気性のよい生地が使用されているものがおすすめです。

 

吊りカン

 

ランドセルの背中の上部についている金具で、ランドセルを机の横にかけたりすることができます。
しかし、女の子がランドセルを背負ったときに吊りカンに髪がひっかかったりするということもあるため注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

ベロ

 

ランドセルのカブセと錠前を繋ぐV字型になった革の部分で、ランドセルの開け閉めで中の荷物が増えて引っ張られる力がかかると負担がかかります。
毎日の開け閉めをする部分なので、頑丈さと柔軟性があるほうがいいでしょう。

 

ダルマカン

 

下ベルトとランドセル本体を繋ぐ丸い形をした金具のことで、錠前と一体になったものが多く、背負いやすくするために下ベルトが柔軟に動いてくるくると回るようになっています。

 

下ベルト

 

ランドセルの下ベルトの中に形状保持プレートが内臓されて、肩ベルトと一体になるような工夫によって背負いやすくなっているランドセルもあるのでチェックしてみましょう。

 

錠前

 

カブセをランドセルの下部にしっかりと固定するための鍵の部分で、昔は手でひねって固定させていましたが、カブセを閉め忘れてランドセルの中身が出てしまうことがないよう、最近ではカブセを被せるだけで自動的に閉じるワンタッチタイプのものが主流になってきています。

 

 

 

 

 

前締め(マチベルト)

 

大マチの幅が広がりすぎないように形状を維持するために、大マチの真ん中よりも少し上の部分をグルっと囲んでおり、ランドセルの側面のベルト部分に反射材が使用されているものもあります。

 

内張り

 

革の裏側から水・汚れ・傷などがついてしまわないように、ランドセルの内側に人工皮革で内装することで守っており、最近では多様なデザインや素材のものや、製法などもさまざまな種類があります。

 

カブセ裏

 

カブセの裏側の部分には一般的に時間割などが収納できるクリアファイル状になっており、モデルによってはカブセ裏にさまざまなデザインが描かれているものがあります。

 

小マチ

 

筆ばこなどを入れたりすることが多く小マチの幅によって収納できる容量が決まり、最近の大容量のランドセルの小マチは、荷物の量によって8cmも伸びるものもあります。

 

前(前段、ポーチ)ポケット

 

小マチの手前にあるポケットの部分の小さな収納スペースのことで、チャックで開閉できるもの多いので、カギなどをしまったりすることができます。
前ポケットには透明ケースカバーになっているものが多く、名前を記入して入れておくことができます。

 

※セイバン公式ページ 「天使のはねクラシック」の画像を使用しています

 

知っておくと便利なランドセルの分品名称を知るということは


ランドセルは天然皮革や人工皮革などの何枚もの革や金具などを組み合わせることでできており、その工程は100を超えるほどとても複雑に作られています。

 

使っているときにはそこまで気にならないのですが、よくよく考えてみると一見簡単な作りに思えるランドセルは、実際にはとても細かい作りになっていることに驚きます。

 

ランドセルのメーカーによってその部分の呼び方が違うこともありますが、ランドセルの部品の名称を知っておくことで、説明書や店員さんの説明を理解することができるため質問をすることもでき、子どもにぴったりな納得のいくランドセルを選びやすくなります。

 

また、ランドセルの部品の名称を知っておくことで、修理をするときにどの部分が壊れてしまったかなどの説明を店員さんにしやすくなるため、知っておくととても役に立ちます。