登下校中の災害、子どもが自分自身で安全を確保するには?

近年、日本全国で起きている大雨による水害や地震など各地で自然災害が多発しており、お子さんの登下校中に災害にあってしまうことがあるかもしれないと考えるととても心配になりますよね。

 

 

災害はいつ起こるかわからないため、普段から災害にあってしまったときにどのような行動をとればいいのか、家族できちんと話あって防災対策をしておくことで、災害が起きてしまったときに「自分の命を自分で守る」という行動がとれるかどうかが変わってきます。

 

登下校中に親子で同じ場所にいるということは、小学校1年生の最初の少しの期間を除けば多くないため、登下校中に災害が起きた場合には親と子どもが離れている状態になってしまいます。

 

そんなときのための防災対策をいくつか紹介しますので、ぜひこれからのお子さんの安全の確保をするための参考にしてみてくださいね。

 

子どもとはぐれたときの連絡手段の確認
  • 自分の名前・住所・電話番号を子ども自身が言えるようにしておく

    はぐれてしまったときに、生活圏内の周りにいる警察官、駅員、店員など助けを求められる大人の人や場所などを、普段から子どもと一緒にチェックしておきましょう。

  • ランドセルのカブセの内側に緊急連絡先シートを貼っておく

    通常であれば、名前・住所・電話番号・血液型・誕生日などを記載するのですが、その他に家族の名前・勤務先・電話番号・家族が離れてしまったときの集合場所などを記載しておくと、周りの大人が助けやすくなります。
    家族の安否確認や災害情報が得られるように、災害時伝言ダイヤルの電話番号や災害用伝言板のURLなどを書いておくと安心できるのではないでしょうか。

 

災害用伝言ダイヤル「イナイ(171)」

 

災害の発生後30分後を目標に設置され、被災地への電話が混みあって電話が通じなくてもつながりやすく、被災地から電話を使って30秒以内のメッセージを録音・再生することができます。

■伝言の録音の仕方
@「171」に電話をかける
Aガイダンスにしたがい、録音「1」を入力
B自分の電話番号や携帯番号を市外局番から入力(どちらを入力するか決めておく)
C「無事です、○○にいます」「○○避難所にいます」などメッセージを録音

ガイダンスにしたがって入力していけばメッセージを残すことができます。

 

■伝言の再生
@「171」に電話をかける
Aガイダンスにしたがい、再生「2」を入力
B連絡をとりたい方の決めておいた電話番号や携帯番号を入力
C録音された「無事です、自宅にいます」のメッセージが流れる

こちらもガイダンスにしたがって入力していけばメッセージを聞くことができます。

 

また、災害伝言ダイヤル「171」には災害伝言板「web171」もあり、各携帯電話会社でも災害用伝言サービスが設置され、自分の安否情報をネット上の伝言板に登録して、相手の携帯番号をもとにして全国から伝言を確認できます。

 

スマホの場合、災害対策のアプリをダウンロードしておいて、毎月1日と15日に体験利用することができるため、事前に試しておくといざというときにスムーズに安否確認ができます。

 

衝撃を吸収してくれるランドセルを選ぶ

地震が起きてしまった場合、地盤が傾いたり割れたりすることで後ろに転倒してしまって頭を打ってケガをしてしまうことがあるかもしれません。
しかし、クッションがしっかりしているランドセルを背負っていることでその衝撃を吸収してくれます。

 

ランドセルで落下物から身を守る

登下校中の地震の場合、落下物から身を守るための道具にすることができます。
@ランドセルを背負ったままで、カブセを前に持ってきて頭にかぶせる
Aうずくまる場合には体操座りで膝と膝の間に頭を入れ、カブセの部分に体が収まるように小さくなる

 

防犯ブザーで救助を呼ぶ

普段は防犯対策として持っている防犯ブザーですが、地震が起きてしまったときに建物の下敷きになってしまったり、声がうまく出ないときには防犯ブザーを鳴らすことで助けを呼ぶことができます。
電池式の防犯ブザーはいざというときのために、こまめに電池の交換をすることを忘れないようにしましょう。

 

子ども1人でも慌てないための災害対策を!

台風などの水害の場合には、学校にいるときには親が迎えに来るまで待機なのですが、地震の場合はいつ起こるかわからないため、起こってしまったときにどのような行動をとるかということが必要です。

 

登下校中に地震などの災害が起きてしまった場合には、落ちやすいものや倒れやすいもの、移動しやすいものなどから素早く離れてしゃがんで頭を守ることが大切です。

 

そのため普段から、登下校中の危険なもの、身を守るためにできること、安全な場所、ランドセルがない場合は頭を守るためのものは何があるかなどの確認を子どもと一緒にしておきましょう。

 

また、家と学校の距離がどちらに近いかによって区切りをつけて、避難をする場所を教えておくといざというときに、子ども1人でも判断して安心して動くことができます。

 

ランドセル選びも背負いやすさはもちろんのこと、背中のクッションがしっかりとしたものを選ぶと安心です。